公務員を辞めたいと考えている人へ。

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給料の良さや安定性などで学生からの人気も高い公務員。
それだけでなく、多くの機関で「公務員試験」という独特の試験を課し、参入障壁が高いこともあってか、一般行政職の公務員の離職率は民間企業と比べて低いと言われています(警察や消防などは別かもしれませんが)。

一方で、公務員を辞めてしまう人も少なくありませんし、辞めるとまでいかなくとも、一度でも公務員を辞めたいと思ったことがある人も多いようです。
かく言う筆者も3年で公務員を辞めましたし、50人くらいいた同期のうち、約1割は3年で退職しました。

辞めることを同僚や同期に打ち明けた際も、

「いろいろ考えちゃうよね(年齢的に)」
「私も◯×の試験勉強して転職しようと思ったことがあるよ」
「辞めたいと思ったことはあるけど、その勇気はないなあ」

と、意外な反応でした。
公務員になる人は「公務員を辞めるなんて何事?!」と思うのかなぁと考えていましたから。

そんな、公務員を辞めたい!と思った人の参考になれば幸いです。

辞めたい理由となるものは、辞めたら解決しますか?

感情に流されて深く考えずに逃げるように辞めてしまって、いざ辞めてみたら状況が悪化してしまった・・・そんなことにならないよう、しっかり分析しましょう。

残業が多い、サービス残業が多いから辞めたい

公務員は、機関によって、あるいは部署によっては、かなりの残業が発生するところがありますよね。
しかも、残業代は予算上限があるからつけられない部署もあります。

そんなブラック部署から逃げたい!と思っている人・・・

異動の可能性はありませんか?
異動したら、状況が好転する可能性があります。

もし転職を考えて、転職先が決まったとして、転職先の残業時間や手当の支給はいかがですか?
労働基準法があっても、残業代の支給がないブラック企業はたくさんあります。
36協定があってないような会社もあります。
筆者が以前勤めていた会社は、労働組合があって、36協定もありましたが、サービス残業が毎月70時間以上あるのが当たり前でした。これでも、日本の上場企業の時価総額トップ30企業の子会社です。大手だからといって安心はできません。

辞めたからといって、好転するかどうかわかりません。しっかりと見極めるしかありません。

人間関係が辛い

上司とソリが合わない、同僚との関係が険悪だ・・・
人間関係の悩み、ありますよね。

ですがそれ、辞めたところでただの逃げですよね?
転職先では人間関係がうまく行く保障はどこにもありません。

特に公務員の場合、特に一般行政職は定期的な人事異動があります。
そこまで待てませんか?

よほどのパワハラ、セクハラ等で苦しんでいるのであれば、逃げずに出るとこ出て戦った方がいいですよね。

しかし、公務員のムラ社会的雰囲気と言いますか、中学校みたいな雰囲気が合わない、気持ち悪いと言う気持ちはわからなくはないです。

筆者の公務員時代は、人間関係には非常に恵まれていて、そのストレスはさほどありませんでしたが、居心地の悪さは感じていました。

ただ、この点も、転職して解決するかどうかはわかりません。フリーランスなら解消するでしょうが。

キャリアに対する漠然とした不安

難しい公務員試験をパスして、ようやく公務員になれたのに、地味で簡単な仕事しかできない。
こんな仕事になんの意味があるのだろう。
AIやRPAでできる付加価値のない仕事ばかりで不安だ。
脈絡のない人事異動ばかりで、スキルが身につかない。
公務員の未来は明るいのだろうか。
このままでいいのだろうか。

そんな漠然とした不安や悩みを持つ方も少なくないかもしれません。

実際、何週間も人手をかけていた業務がAIやRPAの導入で一瞬で終わるようになった、という自治体の業務もあるようですし、やる気になれば人手不足解消どころか人員過剰になるかもしれませんね。

30年前にカメラのフィルムを作っていた人の仕事がなくなったように、時代が流れれば仕事が減る・無くなる業種があってももはや当たり前です。
その意味で、潰しの効きにくい公務員には難しい時代が来るのかもしれません。
こればかりは、公務員辞めて、活躍の場を違うフィールドに求めるしかないのかもしれませんね。

働きに見合った給料がもらえない

最近は「ジンジコウカ」というものをなんちゃって取り入れているお役所も多いと思いますが、短期的に給料が上がることはほぼありません。
昇進試験も年齢や年数による縛りが多く、働きに見合った給料に不満を持つ若手職員も少なくないでしょう。

その点、一部の民間企業は実力主義を敷いています。
成果が上がれば年収が増える。わかりやすいですよね。

一方で、日本企業の多くはまだまだ年功序列要素が色濃いです。
筆者の現在の勤務先も、ボーナスこそ評価によって結構差があるようですが、基本給は入社時の金額がベースになって定期昇給していくので、その意味では働きに見合った給料はもらえません。転職時の給料交渉がキモになるということです。

ですので、転職したからといって、働きに見合った給料が貰えるとも限りません。
ただ、公務員よりは、納得のいく制度のある会社もあるという意味で、解消できる可能性はあります。

クレーマーから受けるストレスから逃れたい

クレーマーはどこにでもいますし、クレーマーとまでいかなくとも、苦情を受けることはどんな仕事でもあり得ます。

しかし、役所は特に無理難題を要求するクレームや、お客を選べない公務員と納税者という立場を利用して、強気で来られることも多いでしょう。
怒号が飛んできたり、胸ぐらを掴まれたり、中には刃物沙汰になることもあるようですし、かなり特殊です。

そんなストレスとうまく付き合える人もいれば、そうでない人がいるのも事実です。
ただ、すぐ逃げるのではなく、まずは人事異動の可能性を模索しませんか?
今のストレスから逃れるためにやめたいと感じているのなら、別の部署に異動したら解決するかもしれませんよ。

ただ、無理は禁物です。病気になってからでは遅いですから。逃げるは恥だが役に立つです。

公務員を辞めることをもったいなく感じて踏み出せない

せっかく頑張って勉強して、競争に勝って公務員になれたのに、辞めるなんてもったいない。

やめたいと思ったことのある人の多くがそう感じるのではないでしょうか。
筆者もそのうちの一人です。

勉強した数百時間が無駄になると感じて躊躇してしまう気持ちは良くわかります。
次の章で述べるように、公務員をやめたら、公務員にまた戻ることは難しいです。
そういったこともあって、なかなか決断ができない人もいるでしょう。

筆者の場合は、辞めないで後悔をするくらいなら辞めてから後悔すれば良いし、人生先は長いから、そのうちの勉強に費やした時間、公務員でいた時間は大した問題ではないという思いに至りました。

公務員を辞めたら、公務員に戻ることは難しい。じっくり考え、後悔の少ない選択を。

ご存知の通り、辞めたらまた公務員試験を受け直さなくてはいけません。
試験の準備だけで、莫大な時間を要します。

また、当然公務員に戻る理由を聞かれますし、そもそもなぜ公務員を辞めたかも聞かれます。
理路整然とした理由があれば、あるいは面接官の納得の行くような筋道が立てられればチャンスはありますが、並大抵ではないことでしょう。

転職が当たり前の時代になれば、あるいは公務員のマインドが変われば、公務員や民間・フリーランスの出入りが容易になるかもしれませんが、日本社会自体が、特に公的機関では、組織にすぐに貢献してくれる人より、長く働いてくれる人を重視する傾向にありますからね。一度公務員を辞めた人が、大した理由なくまた公務員になりたいだなんて、またすぐ辞めてしまうんじゃないかと思われてしまっても仕方がありません。

だからこそ、安易に公務員を辞めて欲しくない、というのが公務員を辞めた人間からのアドバイスとなります。
じっくりと考えて、多くの人の意見を聴いてみて、後悔の少ない選択をしてくださいね。

関連記事です。

筆者自身公務員を辞めて後悔したことはあります。しかし、いま振り返ると辞めてよかったと思っています。

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筆者が公務員を辞めた理由です。悩みに悩んで辞めました。その理由を書いています。

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ABOUTこのブログを書いている人

投資歴2年目のひよっこ投資家。米国株を中心に、長期投資で経済的自由を目指しています。 徹底した家計管理も実践中。リアルな家計簿を公開しています。